CRUD解析
メニューの「CRUD解析」を実行すると、以下のウィンドウが表示されます。
ソースフォルダと解析結果フォルダを指定して「CRUD解析開始」をクリックすると処理が実行されます。
※カラム単位のCRUD分析にも対応していますが、テーブル定義辞書が無い場合、解析精度が低くなります。最低限でもよいので、テーブル定義辞書ファイルをご用意頂くことをお薦めします。
各項目について以下に説明します。
- テーブル定義インポート
ODP.NETでOracleデータベースに接続可能な環境の場合、Oracleデータベースからテーブル定義情報をインポートすることができます。
「テーブル定義インポート」ボタンをクリックすると、「データベースユーティリティ」画面が表示されます。
操作方法は、テーブル定義インポートを参照してください。
- ソースフォルダ
PL/SQL・2WaySQL等、CRUD Explorerが対応しているソースファイルを格納したフォルダを指定します。
サブフォルダも解析対象にする場合、「サブフォルダのファイルも解析対象にする」にチェックしてください。
対象とするファイルの拡張子を限定する場合、「ファイル名のパターン(ワイルドカード)」を選択し、ファイル名のパターンをワイルドカードで指定します。拡張子がsqlのファイルを対象とする場合、「*.sql」と指定します。複数の拡張子を指定する場合は、カンマ(,)区切りで指定します。
- 解析結果フォルダ
解析結果を格納します。尚、ソースフォルダ直下のソースファイルを解析結果フォルダにコピーされます。
- 処理選択
通常は「全て」で問題ありませんが、場合によっては処理を選択して実行することもできます。解析処理はStep0〜Step4まであり、次のことを実行しています。
Step0 ソースフォルダから解析対象のファイルを解析結果フォルダにコピーします。
Step1 動的SQLをの抽出:ソースファイルから文字列(シングルクォートで括られた部分)を抽出し、SQLらしき部分を動的SQLとして抽出します。
解析精度は低いため、必要無い場合は処理選択から外してください。動的SQLとして抽出された場合、解析結果フォルダ直下に 元ソースファイル名.dsqlというファイル名でファイルに出力します。
Step2 クエリーの抽出:ソースファイルからクエリーを抽出します。Step1で動的SQLが抽出されている場合、クエリー抽出の対象となります。
Step3 CRUDアクセス分析:Step2で抽出したクエリーの構文を解析し、CRUDアクセス情報を分析します。
Step4 CRUDマトリクス生成:Step2で分析したCRUDアクセス分析情報を集計し、CRUDマトリクスを生成します。
- プログラム抽出パターン
CRUDマトリックスをプログラム単位で集計する場合、「プログラム抽出パターン」を指定します。
本画面にはプログラム抽出パターンに設定されている内容が表示されます。変更する場合は、「変更」ボタンをクリックします。設定方法は、CRUD Explorerの設定を参照してください。
- Viewによる間接参照をマトリクスに反映する
VIEW経由でテーブルアクセスしている内容についてマトリックスに反映したい場合、チェックを付けてください。マトリックス上では「(R)」と表示されます。
「CRUD解析開始」ボタンをクリックすると、解析処理が開始されます。
処理が完了すると、解析フェーズが「解析完了」となり、ボタンが操作可能となります。「閉じる」ボタンをクリックしてメイン画面に戻ってください。
SQLに解析不能な構文が存在する場合、テキストエリアにエラーが表示される場合があります。特にエラーが出力されたファイルの解析結果には不備がある可能性が高いので、解析結果をチェックすることをお薦めします。